*** Web拍手お礼 第二弾(〜2007.5.20)

 〜あの猫に聞いてみよう! 『あなたは私をどう思いますか?』〜





1、コノエ編


コノエ「―――は? アンタ、いきなり何言ってんだ」

主人公『まあまあ。ここまで連載も進んできたコトだし、一度聞いてみようかなーなんて』

コ「意味が分からない。それに、何でそんな事を答えなきゃいけないんだ」

主『それは勿論、聞きたいからよ。ちなみに答えないと、この先のコノエルートはなかった事になるそうよ』

コ「……ッ!? な、何だよそれ……。ただでさえ、他の奴らに比べて進展に乏しいって思ってるのに!」

主『あ、そんな事考えてたんだ。まあコノエもお年頃だからねぇ。―――で、どうなの?』

コ「―――ッ……。別に……どうとも思ってない。仲間だとは、思ってるけど」

主『またまたぁ! 事あるごとに意味ありげな視線を送ったりしてたじゃない! 
  私、全然気付いてなかったけど!』

コ「……。あんた、いちいちムカつくな……。分かったよ、言えばいいんだろ! 言えば!
  その―――アンタは俺にとって、何だかよく分からないけど気になる、存在だ。
  俺のこと引っ張っていったかと思うと、その次にはぼんやり考え込んだりしてるから、目が離せない。
  アンタ、しっかりしてるように見えて結構危なっかしいよな。少し、気を付けた方がいいと思う。
  その、俺も頼りないけどアンタのこと注意して見てるから……危ないこと、しないでくれよな。
  あ、それと……拍手押してくれて、ありがとう。―――俺も、頑張るから」

主『以上コノエからのメッセージでした! あ、そういえば何か私に要望ってある?』

コ「え。…(重い沈黙)…他の奴に、あまりスゴイ事をしないでほしい。
  ―――ドコを見ていいか分からない……(赤面)」

主『…………。うん、そうね……ゴメン……(ホロリ)』








2、アサト編


アサト「綺麗で、優しくて、格好良くて、物知りで―――……」

主人公『ス、ストーップ! それは本編で散々言ってるから! 他にはないの?』

ア「他…? そうだな……すごいと、思う。俺もお前も色々あるけど、お前はいつもめげない。
  落ち込んでいても、泣きそうになっても、しばらくすると俺に笑顔を向けてくれる。
  俺には、それがすごく眩しい。もっともっと見たいと思う」

主『ね、熱烈ね……。―――あら? その花、また私にくれるの?』

ア「そうだ。今摘んできた。そういえば、この前も早くあげたいと思って窓から入ったら、
  お前に物凄く怒られた」

主『そりゃ怒るわよ……。あのねぇ、覗いちゃダメだって言われたの、忘れちゃった?』

ア「? 覗いていない。お前に会いたいと思ったから、見に行ったんだ。
  窓が開いていたから、入っていいんだと思った」

主『……それを覗くって言うのよ……。まあいいわ。えーと、それじゃ私に何か要望ってある?』

ア「要望…? いや、別にない。お前はそのままが一番だと思う。今のままで十分だ」

主『あ、そ、そう……。それはどうも……』

ア「―――あ。そういえば、お前に対して思っている事、まだあった。……上手かった」

主『……? 何が?』

ア「……(目を逸らしつつ)……上手かった……」

主『――ッ!! は、拍手ありがとうございました! これにて失敬!』









3、ライ編


ライ「何を聞くかと思えば―――下らん。時間の無駄だな、行くぞ」

主人公『……そう言うと思ったわよ。でもね、これ答えないと私バルドルートに強制連行らしいわよ』

ラ「――ッ!? ……何だ、それは」

主『よく分かんないけど……アイツのルートって存在そのものが18禁ってゆーか、
  私いろいろと大変そう……』

ラ「……っ……。―――いいだろう、答えてやる。
  いいか、お前は阿呆猫だ。ついでに自覚も危機感もないときている。
  目を離したかと思うと面倒事に巻き込まれ、敵に限らず、あの馬鹿猫どもの目まで引いてくる。
  ……全く、安心してひとり歩きもさせられん……―――? オイ、お前何を笑っている」

主『いや、別にー? ハイハイ、私が心配でしょうがないって事ね。仕方ないなぁ』

ラ「……誰がそんな事を言った」

主『言ってるわよ。じゃあ次の質問ね。私に何か言いたい事ってある? 要望とか』

ラ「……山ほどある。まず不用意に雄に近付くな、それから変装をしっかりしろ。それから―――」

主『うっさいなあ……。どれか一つにまとめてよ』

ラ「それなら……俺を煽るな。どうなっても知らんぞ」

主『は!? ちょ、アンタ何迫ってきてるの? ……は、拍手ありがとうございました! それじゃ!』

ラ「おいこら待て! 阿呆猫!」









4、バルド編


バルド「あ〜? そりゃアレだろ。若くて、弾力があって、具合がいい……」

主人公『ドコの事を言ってるのよ!! ていうかアンタとはそこまでしてないでしょ!』

バ「細かいこと言うなよ。ま、楽しみはこれからだな。でも前回の俺の計画、そこそこ実行されてるだろ」

主『計画……?』

バ「そ。危機に駆けつけて、あんたポーッとなってただろ。まあ森でするのはアイツに取られたが……」

主『―――!(確かに叶いつつある……!)』

バ「俺にも何だかルートがあるみたいだし、まぁ頑張ろうぜ。
  あんた、他の猫の心配はするけど自分の事には無頓着だからな。
  若さはいいが、時々不安で目が離せんよ」

主『……たまにはマトモな事も言うじゃない……。じゃあ、私に何か要望ってある?』

バ「あー? いや、別に。そのままでいいんじゃないか?」

主『え、そうなの? 意外と欲がないわねアンタ』

バ「違うよ。これから好きなように育てられるって事だ。意味分かるだろ。……あ、拍手ありがとな」

主『光源氏計画……!? い、イヤよ。なに仕込まれるか分かったもんじゃないわ!』

バ「お、良く分かってんじゃないか。さて、じゃあするか」

主『何をよ!!』









5、悪魔編


喜悦「……って言われてもねえ。僕たちの出番なんて最近ほとんどないじゃないか」

憤怒「仕方なかろう。俺たちは攻略対象ではないのだから」

快楽「つかよ、それってマジなのかよ。俺、媚薬用意して待ってたのによ」

悲哀「最悪だな……」

喜悦「でもさ、雌猫ちゃんもなかなかやるよね。僕、ゾクゾクしちゃったよ」

憤怒「見ていたのか」

快楽「そりゃ見んだろ。すげーよな。クッソ、食えないのがムカつくぜ」

悲哀「あまり見るものではない……」

喜悦「でもさ、君だって見ていただろう? あの黒猫ちゃんとの一夜……激しかったよね」

悲哀「…………」

主人公『見〜た〜な〜。……デバガメ悪魔さん、そこに座ってもらえる?(ニッコリ)』

悲哀「――!?」

主人公『……座って。そしてお礼っ!』

悲哀「あ、ああ……。拍手、感謝する。その、これからもこのサイトを宜しくお願いする……」

主人公『良く出来ました。これからの悪魔たちの活躍を(あるかどうか分からないけど)お楽しみに〜』









Web拍手お礼第二弾でした。拍手を下さった方はありがとうございました!
ちょうど発情期編をupして、短期静養していた頃に書いたものです。
そのため下ネタ…というか、ほんのりエロス成分を入れる事を目標にしていたような気がします。
お礼と銘打ちながら、何を企んでいたんだか…。
(2007.5.20)

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