*** WEB拍手お礼第四弾 ***

悪魔と一緒!






・ラゼル編



主人公「……あら。拍手が押されたみたいね」

ラゼル「そうか。まあ礼を言ってやらん事もないな。
     だがそんな事よりも……お前はこれが欲しいのだろう?」

主「ん…っ……、そこはやめてよ……。猫の時から弱いんだから……」

ラ「そうだったな。だが好きなのだろう? どれだけ乱れ堕ちても、返す反応は変わらないな」

主「……っ……、黙りなさいよ……。誰が…堕としたんだか……っ」

ラ「……俺、か…? それでもいいが、望んで堕ちたのは誰だろうな」

主「……っ……、ふふ……。あはは……っ。
  ―――そうね。まさかあの頃は、こんな事になるとは思いもしなかったわね」

ラ「だがこの生き様が、心地良いのだろう?」

主「……そうよ。虐げられるのも虐げるのも大好きだけど、誰かが怒りに燃える瞬間が一番好き。
   でも一番欲しいのは、アンタの『怒り』よ。いつかその顔を歪めて……怒りを引きずり出してやりたい」

ラ「ふ……。やってみるといい。その時を楽しみにしているぞ」

 

 ■殺伐愛……。■







・カルツ編


カルツ「拍手が押されたようだぞ。礼を言おう」

主人公「あ、そうなの? ありがとうございましたー!」

カ「…………」

主「…………。何? 私の顔、何か付いてる?」

カ「いや……。私とのエンドでも、そんな表情ができれば良いのに…と思ってな」

主「ああ……。うん、もう少しだけ……待って。きっと、笑えるようになるから」

カ「……そうか。ずっと待っているから、ゆっくり受け止めればいい」

主「うん……。ありがと」


(見つめ合うふたり。何だかいい雰囲気が漂い始める)


カ「あ……その、すまないな……」

主「う、うん……。なんか、恥ずかしくなってきたね……」

 

 ■微妙な距離感のふたりです。■

 







・フラウド編


フラウド「やあやあ、貴重な拍手をありがとう。僕も嬉しいよ」

主人公「……げっ……。なんでアンタが復活してんのよ!」

フ「ふふふ……。それは勿論、閲覧者様の期待に応えてだよ。
  白猫ちゃんルートでは、君にあーんな事やこーんな事をする前に死んじゃったからねえ……」

主「十分されたわよ! しかもアンタ、ドSに見せかけてドMだったじゃない! 付き合ってらんないわ!」

フ「おやぁ? じゃあやっぱり虐められる方が好みだったのかな? 僕はどっちでも構わないよ。両方楽しいし」

主「……(ゾッとしつつ)……お断りします」

フ「ほらほら、そんなコト言わずにさぁ」

主「ちょ……やだ、寄ってこないでよ……! いやーッ!(ばきっ)」

フ「ぐふ…ッ…! ……ああ、いいよ君のその鉄拳……。感じるなあ……、ホラもう一発……」

主「うわちょっとドコ出してんのよ…! い…っ、いやあぁぁっ! ライーッ!!(逃走)」

フ「行っちゃった。―――ああ、でも……白猫ちゃんに殴られるのもいいなぁ……」

 

 ■フラウドはどこでも元気です。■









・ヴェルグ編


主人公「拍手、ありがとうございましたー!」

ヴェルグ「だー! 拍手なんざどーだっていーんだよ!
      それよか、なんで俺とのエンディングがねーんだ!? 悲哀様にはあるってのによー」

主「知ったこっちゃないわよ。それより失礼なこと言わないでよ。あとツバ飛ばさないで」

ヴ「結局よ、おめーが縛られたりぶたれたりでアンアン言ってるのが書けなかったってだけじゃねーの?」

主「違うわね。現にラゼルエンドの私はSからMまで何でもこなすもの。……アンタに問題があるんでしょ」

ヴ「んだとコラ! ……ちっ、まーいいか。アイツのエンドで『共に闘った悪魔と〜』みたいなコト言ってたしな」

主「……あら。誰がアンタとなんて言った? カルツかもしれないし、フラウドかもしれないじゃない」

ヴ「……!! 俺はあんな虫ヤローにまで負けてんのかよ!」

主「さあねぇ〜。でも、あれでなかなかクセになるわよ」

ヴ「……お、俺の夢を壊すんじゃねぇぇっ!!」

 

 ■真相は彼らのみ知る。■

 





・リークス編


主人公「拍手、ありがとうございましたー!」

リークス「…………」

主「……暗いわよ。挨拶は猫付き合いの基本でしょうが」

リ「……っ、知るか。大体なぜ私がこんな茶番になど付き合わされるのだ!」

主「えー? だって暇じゃないここ。娯楽もないし」

リ「…………。出口を探すのはどうした。あれだけ大口を叩いておいて、もう撤回か」

主「『それはそれ、これはこれ』よ。……知ってる? 二つ杖の有名な格言よ。
  あとは『うちはうち、よそはよそ』…とか?」

リ「……どこの駄々こね猫への言い聞かせだ」

主「…………。ここの?」

リ「!! 貴様……!」

主「やあねぁ、冗談よ。ほら、そんなカッカしないで。これでも食べなさいって」

リ「小魚…!? 私にこんな貧相なものを食べろと言うのか?」

主「な…っ、小魚のどこが悪いのよ! 栄養豊富、カルシウムたっぷりのミネラル食よ!?」

リ「……ふん、お前のひもじい食生活がしのばれるな」

主「何ですってぇ!?」


 ―――以下、互いにギャアギャアわめきながら退場。

 

 ■なんとも騒がしい暗闇。■

 

 

 

 


本編終了直後に書いたものなので、ネタバレ全開です。
すっごい楽しんで書いてた記憶がありますねー。(特にフラウド、リークスあたり)
拍手を下さった方、どうもありがとうございました!

(2007.12.31)

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