*** WEB拍手お礼 第五弾ログ ***

2008.1.1〜10.9

お題「Let's コスプレ!」





【女教師と生徒編】


主人公「『おぬしらにこの衣装をぷれぜんとしてやろう。せいぜい楽しむが良い』…だって。
     また随分とコアな選択な気が……」

コノエ「うわッ! なんだこれ。首が絞まって苦しい……」

主「それは学ランと言うそうよ。ブレザーはこないだ着たからね。
  ―――はい、コノエ君。そこに座って」

コ「コ、コノエ君……? どうしたんだよアンタ、眼鏡なんかかけて……」

主「いいから。……先生の言うことが聞けないの?(キラーン)」

コ「……!(なんだこの胸の高鳴り……!?)」

主「それでは今日は呪術式まで進めます。教科書69ページを……」

コ「いやいやいや、ちょっと待ってくれ」

主「コノエ君、何かしら? 質問は手を挙げて言ってね」

コ「あ、はい。……じゃなくて! ツッコミどころありすぎだろ、それ。呪術式って何だよ!?」

主「賛牙式と闘牙式は昨日やったでしょ? ここテストに出るからね」

コ「何のテストだよ! その指し棒は!? それ指し棒っていうかじゃらしの木だろ!」

主「これは先生の私物です。コノエ君のために持ってきました。……他に言いたいことは?」

コ「………。とりあえず……その黒ストッキングは目のやり場に困るから、
  何とかして下さい先生……(ぐったり)」







【バニーちゃんと黒服編】



主人公「『おぬしらにこの衣装をぷれぜんとしてやろう。せいぜい楽しむが良い』…だって。
     ていうか待って。この衣装、キワどすぎるんだけど!!」

アサト「そうか? カガリもそのくらい露出してると思うが」

主「カガリはカガリよ! だってこれ、む、胸が見えそ―――」

ア「大丈夫だ。これくらいまで剥かなければ、見えない(ペロン)」

主「きゃあああッ!! ちょっと、何すんのよッ!?」

ア「え? だから、どこまで下げればお前の胸が見えてしまうかの確認を……」

主「いい。いいっ! 確認しなくていいから!」

ア「そうか。いつもしてるもんな」

主「……(駄目だこりゃ)……。はぁ……。それよりアンタは全身真っ黒ね。
  目は……ちゃんと見えてるの?」

ア「ああ。これはサングラスと言うらしい。こんな服は、どうだ?」

主「え。……あ〜〜〜、えっと……カッコいいと、思う……(ボソリ)。意外と似合ってるわよ」

ア「そうか。お前がそう言ってくれると、嬉しい。……でもお前も綺麗だ。
  長い耳も可愛いし、そのお尻についたポンポンも―――」

主「? ……どうし―――。…………アサト。よだれ。よだれを拭いなさいっ!」

ア「え? ……あ、すまない。お前を見ていたら勝手に……」

主「…………。(早く着替えよう……)」







【ドクターとナース編】


主人公「『おぬしらにこの衣装をぷれぜんとしてやろう。せいぜい楽しむが良い』…だって。 
     何なのこの服……」

ライ「白衣か……。お前のそれは、ナース服と言うらしいな。
   しかも今どき珍しいキャップ付きだ」

主「なんか真っ白で汚しそうだなぁ……。アンタの首に掛けているそれは、何?」

ラ「これは聴診器だ。こうして胸に当てると、心臓の音が聞ける(ピト)」

主「ちょ…ッ! ドコに当ててんのよ! だいたい私、患者じゃないわよ!?」

ラ「知っている。だがこういう風に遊ぶのが通のやり方だと、奴が言っていた。
  ……どうした、ずいぶん鼓動が早いな? 興奮してるのか」

主「するか! 一体なんの遊びよ……。あー頭痛くなってきた」

ラ「顔も赤いな。薬を処方してやろう」

主「結構です。なんでアンタそんなにノリノリなのよ……」

ラ「遠慮するな。診察台に横になれ」

主「イヤ。……いい加減にしないと注射打ちますよ? ライ先生」

ラ「残念だったな。お前は俺の指示がないと打てないんだそうだ。さぁ、指示に従え」

主「ぜっったいにイヤ!(…………確実にヤられる……!)」







【ご主人様とメイド編】


主人公「『おぬしらにこの衣装をぷれぜんとしてやろう。せいぜい楽しむが良い』…だって。
     何なのこの服……。こんなので働けるワケが―――」

バルド「違う違う、やり直しだ」

主「え?」

バ「お帰りなさいませ、ご主人様…だろ? はいリピートアフタミー」

主「お……、お帰りなさいませ…ご主人、様……?(赤面)」

バ「そう。……あー、最高だなそれ。
  頬を染めて言ってくれるあたり、期待してもいいって事か?」

主「アンタが言えって言ったんでしょうが! もういい、脱いでくる!」

バ「だから違うって。そこは『お食事になさいますか? お風呂になさいますか?』だよ」

主「お…食事になさいますか? お風呂になさいますか? ……ご主人様……」

バ「そうそう。じゃ、メイドさんを食べさせてもらうかな。もう脱いでいいぞ」

主「あ、はい……」

主(―――って、なんで私、従ってんの!?)

バ「ご主人様の命令は絶対だからなぁ(ニヤニヤ)」

主(………喰われる……!)
 





 
【お嬢様と執事編】


主人公「『おぬしらにこの衣装をぷれぜんとしてやろう。せいぜい楽しむが良い』…だって」

カルツ「……私などが、この場にいても良いのだろうか? それに君の執事などと……」

主「昇格したことだし、いいんじゃない?
  それにしても―――いいわね、執事って……(ポワン)」

カ「そ、そうか……。君が喜んでくれたなら、それは良かった」

主「ふふ……、それじゃお嬢様っぽく。―――セバス、お茶を入れて頂戴」

カ「(セバス…!?) ―――あ……はい。ただ今お持ち致しますお嬢様」

主「ええ。あなたが作ったお茶菓子も付けてね?」

カ「勿論でございます。今日はお嬢様のお好きな、ビトロ味のクッキーですよ」

主「まぁ嬉しい。だけどセバス……私、少し足が疲れたわ……」

カ「お茶の後に、私が揉んでさし上げます。大切なお身体ですから……」

主「――ふ…ふふふ……。完璧だわ、カルツ! あなた、どこに行ってもやってけるわよ!
  まあどこにも行かせないけど」

カ「そ、そうか……? それにしても君は、随分と楽しそうだな」

主「そりゃあね。
だってカルツみたいなひとが自分に仕えてくれるなんて、
  考えただけでご飯三杯はイケるもの」

カ「(ゴハン……?)
  ―――まぁ何にせよ、お嬢様の笑顔が見られてセバスは嬉しゅうございます」

主「うむ。よきに計らえ!」

カ「…………。それは少し、違うのではないかと思うが……」




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思いのほか長い間、お礼になっていたSSSです。こんなアホっぽいのが一年近くも…orz
なんですかね、めちゃめちゃ楽しかったんでしょうね。滲み出てる気がします。

(2008.10.10)