【 文若ルート 】


仕官が認められても、主人公は孟徳に囲われたまま(実際は抱かれてないけど)。医官としては生き生きと働き始めたけれど、愛妾としてのほの暗い側面も知っている文若は、その落差に想いを募らせていきます。

何とかして丞相から解放させてやりたい、いや本当は自分の手元に置きたい。
独占欲をじっと押し殺す男って、萌えますよね!

そんな中、何かで文若が功を立て、お祝いに宴が開かれます。孟徳の隣に侍る、人形のように美しい主人公を見て文若は激しい嫉妬に苛まれる。
そこで孟徳が「褒美に何か好きなものを取らせる。何がいい?」と聞いてきます。
酔った勢いもあるけど、首が飛ぶのも覚悟で主人公が欲しいと咄嗟に答えてしまう文若。広間は静まりかえります。

孟徳も主人公も驚くんだけど、部下の決死の願いを断る → 器の小ささを示してしまう&丞相は常に余裕顔でいなければいけない、という立場の問題と、孟徳自身がこれ以上主人公をそばに置いておくのがつらくなってきたため、「許す」と言って主人公を文若に引き渡します。
ここで着飾った主人公が、文若に手を取られるスチルが出るよ!(脳内で) 文若は、このとき初めて主人公に触れるのです。

二人きりになり「文若様、どうして……」と呆然とする主人公に、
「話の通じん奴だ」 「分からんのか」から「傍にいろ」 「私の傍に――いてくれ」の四連コンボ(ハグ付き)。
この台詞大好き! ビバ下剋上です。

思ってもみなかった文若からの告白に驚く主人公。けれど文若は、主人公がかつて夜な夜な孟徳に抱かれていたことを知っています。

「私には、そんな資格はありません」と固辞する主人公に、文若は「過去のことは、気にしない。お前が受け入れられるようになるまで、私はいくらでも待つ」とか言ってやんわりと放してくれます。
文若の誠意ある態度に、主人公の心は一気に傾きます。もうグラグラだよ。

思い悩む文若や主人公の良き相談相手に(否応なしに)なってくれるのが、みんな大好き元譲だよ。
元譲は孟徳が主人公を手放した本当の理由にも、文若の心にも気付いているから難しい立場にあるけど、部下を救ってくれたこともある主人公には一目置いていて、彼女が安らげる相手と添い遂げられたらいいと思う。

デイジーデイジーさん、元譲ルートと晏而ルートはまだですか?


こうして文若と主人公の仲は急速に発展していくんだけど、清い関係が続きます(笑)。文若は待てる人だと思うよ。
けれど孟徳と漢王朝の間で胃を痛めている文若が倒れてしまい、主人公は自分の中で文若がすごく大きな存在になっていたことに気が付くのね。

献身的に看病する主人公を見て、悪意ある同僚医官から「さすがは玄徳の元寵姫。フラフラと根なし草のようだ」と嘲笑が浴びせられる。
けれど文若は全く動じない様子で、「彼女は公正に、医官としてなすべきことをした。それに対しお前たちは何をした?」とか文若お得意の正論言葉責めで主人公を庇う。もう主人公は完全にノックアウトですよ。

文若は医務室みたいなところに入院していたけど、徐々に良くなってきて、主人公が看病できるのはあとわずかになってくる。
一度寝るとなかなか起きない文若ですから(笑)、主人公は最後の晩に、見回りのついでにそっとキスをしてしまいます。だけど都合良くここで文若が起きるよ!(笑)

「あ、の…! すみません!」と焦る主人公に、文若は「ここまでされて耐えられるほど、私も欲望がないわけではない」とか淡々と言い、主人公を押し倒します。医務室で、がっつりエロへとなだれ込むわけです。

文若の病室?は一応個室だけど、薄い壁の隣には他の患者がいるという設定で、主人公は声を押し殺しながらするといいと思うよ。
あの文若に手のひらで口を塞がれたりして、文若の性格と今されていることのギャップに余計感じちゃうといい。

文若も文若で口には出さないけれど、やっと手に入った主人公への愛しさにちょっとタガが外れているといいな。だって普通なら嫁入り前に医務室でコトに及ぶとか、考えなさそうな人ですから。

で、終わった後に正式にプロポーズ。主人公も今度こそしっかりと頷きます。
主人公は城を辞し、街中で産婦人科みたいなものを開くといいな。そこで得た情報を文若に伝えるのです。
高官の奥さんが庶民派だったりしたら、漢王朝もいい政治をしてくれるのではないかと期待。これにて一件落着です。