【 玄徳ルート 】


孟徳に打ち勝って主人公を取り戻した玄徳は、勢い余ってその場で主人公を抱きしめます。
原作でもそれぐらいしてくれて良かったと思うんだ! 一巡目から玄徳好感度☆5つだったのに!(まぁそのまま公瑾の罠にはまったわけだが)

力強い腕に、やっぱり自分が帰りたいところはここだったんだ、と安堵する主人公。しかし玄徳の背を抱き返そうとしたところで、公瑾の帰還スチルのごとくはっと気付きます。
自分はすでに、孟徳に何度も抱かれた身。以前とは変わってしまったのだと。
あのスチルほんとニヤニヤしたよ。都督の気持ちがダダ漏れだよ…(笑)。

咄嗟に玄徳を突き放してしまう主人公。
「あ、す、すみません……」
「いや、こちらこそ急に悪かった。……長い間、待たせた」
とか少しぎくしゃくしながらも、玄徳は主人公を馬に乗せ、城へと帰還していきます。

ここで主人公は気付かないんだけど、うっすら首筋にキスマークの痕が残っていたり、衣から孟徳と同じ香りが漂ったりして、主人公の背後で玄徳が唇を噛みしめるといいね!
「馬上は冷える」とか言って自分の衣を掛け、他の男の痕跡を覆い隠そうとする玄兄。ぐああ、萌ゆる…!

無事に花たちと再会して、ほっと気が緩む主人公。玄徳による緘口令が敷かれ、主人公が孟徳の愛妾になっていたことは子龍以外は知りません。でも雲長・孔明あたりは気付くだろうな。芙蓉姫もなんとなく察しそう。


玄徳は主人公を気遣って休息させようとするんだけど、孟徳軍で医術を磨いたので、主人公は医官として再び働くことを志願します。
働いていた方が、余計なことを考えなくて済む。少しやりすぎなぐらいに仕事に打ち込む主人公を、玄徳は心配します。

離れていた間に主人公への想いをはっきりと自覚した玄徳は、戻ってきた主人公を今度こそ手放したくないと思うようになります。

夜、東屋で思い沈んでいた主人公を見つけ、玄徳は「妻になってほしい」と告白します。覚悟を決めた玄兄は早いよ!
主人公も玄徳と再会したことで想いを募らせていたから、予想外の言葉に泣きそうになるんだけど、首を強く振って拒みます。

「子龍君から聞いてますよね。私は玄徳さんにつり合うような女じゃありません。あなたには、もっとふさわしい人がいる」

現代ではそこまで問題にもならないけど、他の男に囲われていたような女を君主が娶るのはこの世界ではありえないと、主人公は大人だから気付いてしまう。
玄徳は「お前につらい思いをさせたのは、すべて俺の責任だ。俺はお前の過去ごと受け入れたい」とまで言ってくれるけど、主人公はどうしても頷くことができません。二人とも想い合ってるのに、切ない…!

その日は結局「無理しすぎないように」とだけ言って玄徳が引き下がり、主人公は元の生活に戻ります。
玄徳は主人公のことを完全な被害者だと思ってるから、傷を癒すためにあれこれ気を遣ってくれる。けど主人公的には快楽に溺れた部分があるのも否定できないから、すごく後ろめたいわけです。

そんなときに主人公が息抜きに行くのが、すべてを見通しているような孔明のところだといいな。
直接的に何か相談するわけじゃないけど、あの穏やかな目で見られるとなんだかホッとする(たぶん主人公の方が年上だけど)。それを知り、玄徳がひそかに嫉妬してるといい。


玄徳が優しければ優しいほど、主人公は苦しくなる。さらにこのルートでは花と子龍が初々しい恋愛を同時進行で繰り広げているので、自分がひどく汚れた存在のように思えてきて、主人公は静かに荒れるのね。

自室でうなだれる主人公に、玄徳は「どうすれば、お前の心を癒せる?」と聞いてきます。
以前とは立場が真逆のやり取りに主人公は自嘲して、「だったら抱いて下さい。それが一番手っ取り早いです」 と、玄徳にはできないだろう提案をして彼を遠ざけようとします。

けれどここで誤算が。「……そうか。だったら、待たない」と、玄徳は主人公を抱いてしまうのです。玄徳だってずっと我慢していたから、リミッターがついに振り切れるよ!
主人公はびっくりして抵抗しようとするんだけど、玄徳の強い腕に組み伏せられ、何より自分も好きで好きで仕方なかったから、今だけでもいいと受け入れるのね。

お姫様みたいに優しく抱くつもりだったのに、待てのできない玄兄は結構荒々しく主人公を抱いてしまいます。
でもその荒っぽさに玄徳の想いの強さを垣間見て、事後に主人公はむせび泣きます。

「私は曹孟徳に犯されたんじゃない。受け入れてたんです。それより前だって、他の男性と関係がありました。綺麗なあなたには、ふさわしくない…!」

とか、ベタだけど男心にズキンとくる台詞を言っちゃうのね。本音をさらけ出した主人公を玄徳は抱きしめる。

ここで玄徳はもう一度主人公に告白します。
「お前はどこも汚れていない。俺は生涯をかけて、お前を守りたい。過去も含め、お前のすべてを愛している」
とか熱烈なプロポーズと抱擁を受け、頑なだった主人公の心もついに折れます。玄兄の包容力はハンパないよ。
そして主人公は玄徳の背中にしがみ付き、ラブラブなラウンド2に突入するわけです。(←おい…)

良識のある大人が耐え忍んだ結果に臨界点を突破すると、色々すごいよ!
次の日、主人公が起きられないぐらい頑張りすぎちゃって、子龍あたりに「医官殿はどうされたのですか?」とか聞かれて、玄徳はすっとぼけるといいよ。そこを師匠にネチネチとからかわれる。

尚香との結婚話はそのあとにやってくるので、玄徳はきっぱりと断ります。このあたりは孔明が上手いことやってくれるといいな。
で、玄徳が益州牧になるのと同時に婚礼を上げ、ラストは幸せいっぱいな二人(の脳内スチル)で終わります。

 



以上、三国恋戦記・大人夢妄想あらすじでした。あースッキリした!
このひと痛いわーと笑って頂けたら幸い。ちょっとでも共感して頂けたなら、同士ですね分かります。

誰かこんな感じで、ほんのりダーク&がっつりエロな夢書いてくれないかな…。注釈とリンクだけ貼ってもらえればネタ提供しまっせ。
…と丸投げしたところで、終わります。妄想にお付き合い頂き、ありがとうございました!


(2010.4.14)